アボカド日記

都内に住む20代の女が思ってることをつぶやく(語る)ブログです。

神保町の居酒屋で一人飲みからの多国籍ホステルでお茶

ふー。久々に居酒屋で飲んだ。

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女27歳。居酒屋で芋焼酎、ガツポン、味噌焼きトン(カシラ・ハラミ)、肉味噌冷奴、モツ煮を頼んで食べ始める。

美味しいな……。これだけ味の濃いもの久々に食べた。脳にアルコールが回りふわふわしてくる。

周囲は仕事帰りのサラリーマン。おじさん率70%くらいか。あとはおばさまと若い男性グループがちらほら。20-30代の女の子(と言っていいのか迷い始めている)は私以外は店員さんくらいしかいない。

周りのお客さんの会話が聞こえてくる。

「早くマスクなしの世界になんねぇかね?」「そうすねぇ」「それよりお前、ボトル入ってたよな、なんて名前だっけ」

そうか、こういう時間を過ごしてたから、頑張れたのか?ジャパニーズサラリーマン(それだけじゃないけど)。仕事が関係あったりなかったり。結論を出すための会話じゃない。思いつくままで発する言葉。あれね、きっと女の子がいたらできないゆるさもあるんだろうな。

味噌焼きトンが美味しい。芋焼酎がなくなった。すみません、鍛高譚のロックお願いします〜。

目の前には常連さんたちのキープのボトル。ありましたね、この文化。学生時代蕎麦屋でバイトしてたときのことを思い出す。おかみさんは常連さんの顔みんな覚えてて、来店された時からボトルは出しやすい場所に出してある。「お願いね」。それだけで持っていける状態になってたな。

属してるコミュニティが多いほど、精神は安定する。先日どこかで聞いた言葉。意味があろうとなかろうと、定期的に集まって、飲んで、思ったことを言えるこのコミュニティ。あるかないかで心の安定、きっと全然違うんだろうな。

お会計お願いします。

2310円。定食食べるより高くつくけど、これは人間に必要な時間と空間だなぁ。

 

ふわふわした頭で街を歩く。神保町って面白い街。古本屋が有名だけど、スポーツ用品店とか音楽系の店の多さも特徴。それから改めて見るといい感じの居酒屋も多い。何度も来たことあるけれど、今日はなんだか違って見える。

今日泊まるのは神保町のユースホステル先日ユースホステルの思い出を振り返ったら、懐かしくなって思わず近場のホステルを探してしまった。そしたらあったのだ。海外からのお客さんを積極的に迎えているドミトリーベースのユースホステル、「サクラホテル神保町」。

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ふー。酔い覚ましに、テラスであったかいお茶を飲む。同じテラスでは、日本人と中国人とブラジル人かな。思い思いに何かを熱弁している。

「仕事嫌い!この面白くない仕事を一生しなくちゃいけないのかと思うとしんどくて」「けどあれだよね、日本のいいところは正社員になれば、レイオフされないところ」「安定ね!日本人の一番好きなやつ!」

みんな同じ。仕事の悩み、多いね。

「漫画の中には尖ってる人多いから、日本人は尖ってる人いるのかなと思ってきたけど、思ってたより“みんな同じがいい”って圧力強かったな」「わかる!騙されました〜笑笑」

面白いなぁ。思ったこと大きな声で言えてて、それだけで「レイオフされない安定した職場」より健康かも(もちろん安定した収入源は変え難い価値があるけど)。

 

神保町、人間が出てるな。居酒屋にしろこのホステルにしろ。自宅からたいして離れてない、知った街だと思っていたけど、旅人気分で眺めると面白い。

やはり旅は、必要だ。日常送るためにも、必要。私やっぱり、旅立っちゃおうかな。